Interviewインタビュー
インターンシップ体験談
メンデルジャパンでは、大学・専門学校と提携し、インターンを実施しています。今回、静岡県立農林環境専門職大学からメンデルジャパンのインターンシップに参加した学生2名に、養豚を実際に体験してみた感想や印象に残っていることを伺いました。・伊藤さん(写真左)、熊﨑さん(写真右)
・インターン期間:1ヶ月半
・配属先:GGPセンター
メンデルジャパンのインターンに参加しようと思った理由やきっかけは?
熊﨑さん:豚を研究している大学の先生に勧められたことと、大学では畜産全般を学んでいますが、豚は防疫の関係でなかなか実習を受けることができないため、養豚の実務を知ることができるインターン先としてメンデルジャパンを選びました。
また、ただ豚を育てるだけではなく、AI用精液の取り扱いもあり、ホームページを見ても設備も充実していてこれから成長していく企業だと感じ、そういう成長段階の企業を見てみたいと思ったこともメンデルジャパンを選んだ理由です。
伊藤さん:大学では防疫の関係で豚の実習の機会が少ないため、このインターンを機会に養豚を学んでみたいと思った事が一番の理由です。それを大学の先生に相談したところ、メンデルジャパンを勧めて頂きました。
実際に伺って業務を拝見した際に、種豚も業務の一つなので「生まれてから販売するまで」のすべての流れを見ることができることにも魅力を感じました。
実際に体験してみた感想を教えて下さい。
熊﨑さん:インターンシップに参加するまでは、大きな豚を扱うことができるのか心配でしたが、実際にやってみると専用の便利な道具や豚を移動させる技術など、豚の習性をうまく利用して仕事に生かしていることがわかりました。そのほかにも精密機械を用いたり、データ管理に力を入れていたりと、自分がイメージしていた畜産農業とは異なっていることを感じました。
伊藤さん:ほぼ初めての環境で知らないことばかりでしたが、農場長をはじめ従業員の方から懇切丁寧に色々なことを教えて頂きました。生まれたての子豚がどのくらいで離乳するのか、どのくらいで検定終了して出荷するのかといった、養豚の知見が深まってとても勉強になりました。
メンデルジャパンのインターンを通じて自分が成長したと思う所を教えて下さい。
熊﨑さん:仕事を始めた時は自分にとってすべてが初めてのことだったので、作業をこなすことに精一杯でしたが、1ヶ月以上携わってきたことで作業しながらでも豚の様子を気に掛けることができるようになりました。
伊藤さん:生き物を扱う事の複雑さ、毎日様子をみていないとわからないことに気付くことができるようになりました。細かい豚の健康面の様子や温度管理、餌を食べる量などの変化が見えるようになってきて、従業員の方に確認したりしながら細かいところが見えてくるようになりました。教科書には載っていない、実際に業務を行っている方の経験からくる気配りを体験できたことは、今後どんな仕事についたとしても生かせるのではないかと感じました。
インターン期間で印象に残っている出来事を教えて下さい。
熊﨑さん:自然分娩でなかなか生まれてこなかった子豚を、自分の手で助産したことが印象に残っています。初めは豚の膣内に手をいれることに緊張しました。想像以上の圧がかかる中で、子豚がなかなかつかめなかったり。何とかうまく助産できて子豚が生まれてきたときは安心と嬉しさでいっぱいでした。
伊藤さん:豚の治療に関わったことです。豚の健康や防疫のためという目的でなるべくストレスを与えないように手際よく作業しなければいけないんですが、なかなかうまくできなかったりで大変だった事が印象に残っています。
インターンを始めようと考えている人へ一言
熊﨑さん:メンデルジャパンでは、去勢や治療をふくめてあらゆることを体験させていただきました。初めてでも丁寧に教え頂いて、作業の必要性という部分まで教えてくれるので、養豚の実務を経験するという意味ではとても勉強になります。また、声を出しやすい環境で、従業員の方も積極的に発言している様子が印象的でした。
学校での座学や実習で少しは勉強もしていましたが、やはりインターンに参加してからは毎日新しいことを学べて、経験することの大切さを感じました。
伊藤さん:インターンに参加するという事は、最終的には就職先を選ぶため活動だと思います。仕事を選ぶにあたって個人的には職場のコミュニケーションの方法や人間関係も知れた方がいいと考えているので、長く続けるための仕事としてどうなのかが知れるということが一番大きいと思います。インターンの期間中に業界団体のセミナーにも参加させていただいたのですが、繋がりを大切にしている姿が見られたり、コミュニケーションを大切にして切磋琢磨して成長していくという姿勢を感じられたこともインターンに参加して良かった点だったと感じています。